猫を飼うべきこれだけの理由

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今日は統計学の”堅苦しい数字”から少し離れて、ほのぼのする話をしてみましょう。
お題は”猫と生産性”です。

在宅勤務になり、仕事場と家庭が同一空間に

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2020年は新型コロナが流行し、在宅勤務にシフトした人も多かっただろうと思います。
私の場合、前職の2020年に在宅勤務に移行し、2021年には会社に出勤した日が10日に満たないような状況でした。

2020年は右も左も分からない状況で在宅勤務を始めましたが、2021年には在宅勤務が”普通”の状態になり、在宅勤務でも今までと同じか、今まで以上の生産性を発揮できるように改善を重ねてきました。

自宅が仕事場になると良いこともあります。
まず「悪夢のような通勤」から解放されます。
遠方から通勤していた人にとっては一番の朗報だったでしょう。(私もその恩恵を受けた一人でした)

逆に「一日中家に居る」ので、家族とずっと一緒に居ることになり、これまで以上に気を使ったなんていう人もいたでしょう。
我が家では「定年退職後の生活の前倒し」なんて言っていました。

こんな御時世です。
今までとは違う生活・仕事のストレスに疲れ、癒やしを求めて犬や猫を飼った人も多かったのではないでしょうか。

仕事場(=オフィス)でペットを飼う

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一昔前だったらオフィスでペットを飼うなんて論外なことだったでしょうが、最近ではオフィスでペット(個人でもチームでも)を飼うことを許可している企業も増えているようです。
ネット企業大手のグーグルは犬に社員証まで与えているという記事を読んだことがあります。
犬が生産性に貢献しているということなのでしょう。

私は知人・友人が職場でペットを飼っているという話を聞いたことはありませんが、新型コロナの流行で、期せずして”仕事場(=自宅)にペットが居る環境”になった人も多かったのではないでしょうか。

ペットを飼う家庭は増加しているのか

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ペットフード協会次のようなデータを公開していました。

協会の報告書によると
「猫の飼育頭数は2013年以来緩やかに増加でしたが、犬の飼育頭数は減少傾向となりました。今回の調査でも、猫の飼育頭数が犬の飼育頭数を上回りました。(なお、猫の頭数調査結果には外猫の数は含まれておりません。)」
とのことです。
”猫”を飼育する人の数は増加しているようです。

他の統計情報として、経済産業省の公開している情報を見ると
「狂犬病予防法により登録が義務づけられている犬と異なり、猫の登録は必要なく、公的統計で猫の飼育頭数が分かるデータは見当たりませんが、民間調査によると犬の登録頭数より多いというデータもあるようです。」
とありました。

経済産業省のデータから以下をピックアップしました。
ペット・ペット用品販売額の推移

ペット・ペット用品への支出(二人以上の世帯)

2020年の新型コロナ流行で外出が難しくなり、ペットにかける費用が増加しているように見えます。

猫が仕事や家庭に与える影響についての論文や研究は意外と多い

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さて、前置きが長くなりましたが、猫を飼うとどんな良いことがあるのでしょうか?
逆に悪影響を与えることはあるのでしょうか?

猫を見たり(視覚)、猫に触れること(触覚)

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猫を見たり、猫に触れることでホルモン「オキシトシン」が出るそうです。
オキシトシンは”幸福ホルモン”とも呼ばれています。
精神を安定さる作用があるとされ、ストレス軽減に有効とのことです。

猫のゴロゴロ音(聴覚)

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猫は嬉しい時、甘えている時に喉をゴロゴロと鳴らします。
この”ゴロゴロ音”を聞くと、自律神経が整うと言われています。
ゴロゴロ音を活用したセラピーもあるそうです。
海外で行われた調査で猫が人間に対して治療効果をもたらすという報告もあるようです。

猫の話題で盛り上がる(人間関係)

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ペットの話題で他人との会話が増えて、コミュニケーションが活発になり、人間関係が良好に保たれることもあります。
家庭でも職場でも人間関係は重要です。人間関係がうまくいかず、悩んでいる人は多いと思います。(もちろん、犬派の方々と対立してしまうことはありますが、動物話題ということで関係修復も簡単です)
最近はSNSの発達で、自分の飼っている猫ちゃんを不特定多数の方に見てもらうことも簡単です。(要らぬトラブルを避けるために、セキュリティには気をつけて)

暖房器具要らず(光熱費削減)

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寒い時に猫が側にいるとめっちゃ温かいです。
まさにアンカ状態です。
私が知人から聞いたところでは「猫は寒いのは嫌いみたい。でも猫は暑さにはある程度強いので、夏のエアコンは必須ではないよ」と聞きました。
逆に犬は暑さに弱いので夏のエアコンは必須とのことでした。
(我が家では人間よりも猫優先なので、エアコンをつけちゃいますが)

適度な運動(成人病予防)

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猫はツンデレなので、人間が呼んだからと言って来ません。猫の気分で猫の方から無計画にやってきます。
私は座り仕事が多いので、気をつけていないと数時間ずっと椅子に座りっぱなしになることも多いです。
そんな時は、猫が定期的に「動け!」ってちょっかいを出してきます。
同じ作業を長時間続けると作業効率が下がりますので、適度な休憩や運動は作業効率回復に有効です。
在宅勤務になって運動不足を痛感しました。
私の主治医曰く「新型コロナが収束したら、その後は成人病の蔓延で大変なことになりそう」と言ってました。
猫のちょっかいは適度な運動の補助になっています。

プチ贅沢(モチベーションアップ)

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ペット同伴で仕事ができる優越感に浸って、仕事へのやる気が出ます。
グーグル社員になったような気分です(気分だけですけどね)

猫と居ると生産性はあがるのか?

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色々と探したところ次のような情報が見つかりました。

猫や犬の動画を見ると生産性が9%向上

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メルボルン大学の論文によると、仕事の合間に猫や犬などの動画を見ると生産性が9%向上するという研究があるそうです。
仕事中に動画をずっと見続けるのは論外ですが、仕事には定期的な息抜きが必要で、それも「ポジティブ」な息抜きが必要ということなのでしょう。

猫や犬の写真を見た後、注意を要する作業の成績が良くなる

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広島大学の研究によると、幼い猫や犬の写真を見たあとに、注意を必要とする作業の成績が良くなるようです。

動画や写真と、実際の猫や犬ではかなり状況は異なるので、この研究だけから「猫や犬を仕事場で飼うことで生産性が上がる」と関連付けることは出来ませんが、良い効果は持っていそうに思います。

猫による生産性向上の定義をどうするか

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生産性というと「労働生産性」を思い浮かべますが、猫が直接人間の作業に手を貸すことはありません。よってここで議論すべきは「猫が側に居ることよって付加価値として生産性が上がる」という点でしょう。

在宅勤務になり、自室にこもって誰とも会話をせずにずっと仕事を続けていると、殺伐とした気分になることがあります。
そんな時に、ちょっと手を止めて愛猫を愛でることで、気分がリフレッシュされ作業効率がアップすれば、猫にも人間にも良いことだと思います。

やり過ぎると負の側面も

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生きた猫を飼うということは、動画や写真のように好きな時に見て、好きな時に止めるという訳にはいきません。

  • 猫にかまっている時間が多くなり、仕事に割く時間が減る
  • 猫がキーボードの上、ディスプレイの前を占領する。
  • 猫への給餌、トイレ掃除で時間が取られる

何事も過ぎると負の側面があるものです。

我が家の愛猫「しおん」

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2021年6月生まれ(推定)のオス猫です。
千葉県で保護されて、今年の3月末に我が家にやってきました。
リモートお見合いだけで決定したので、多少不安はありましたが、今では家族になりました。

譲渡主さんに「しおん」と呼ばれていましたが、妻と私で新しく名前をつけるかどうかを検討しました。
私から提案した新名は「しでん(紫電)」でした。
妻が私にその理由を聞きます。

妻:「なぜ、紫電?」
私:「”しおん”に響きが似ているし、この子は男の子だからね。それに・・・」
妻:「それに?」
私:「昔、日本海軍に”紫電”ていう戦闘機があってね。その改良型は21型っていうんだけど、通称”紫電改”と呼ばれる有名な戦闘機だったんだよ。スマホゲームでも長い間紫電を使ってたし・・・(話を続けようとすると)」
妻:「絶対駄目!!」
私:「・・・はい」

それから色々と考えましたが、譲渡主さんのところで呼ばれ慣れているだろうという理由もあり、これまで通り「しおん」にしました。
私の心の中では密かに漢字で「紫音」にしてます。

まとめ

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「可愛いは正義」

なんだかんだ言っても、猫は可愛いのです。
反論は受け付けません。(笑)

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